【毎日新聞】浅間山ハザードマップ:検討委が見直し案 噴火の推移を4ステージに

浅間山ハザードマップの見直しについての協議が進められるようです。


浅間山ハザードマップ:検討委が見直し案 噴火の推移を4ステージに /群馬 – 毎日jp(毎日新聞)

 国土交通省利根川水系砂防事務所は6日、第7回浅間山ハザードマップ検討委員会(委員長=荒牧重雄・東京大名誉教授)を高崎市内で開き、気象庁や群馬、長野両県、浅間山周辺6市町村の担当者に、03年度策定の同マップの見直し案を示した。

 1783年に約1600人の死者を出した天明噴火の調査結果に基づいて噴火の推移を(1)断続的な小中規模噴火(2)小中規模噴火の連続(3)大規模噴火(4)噴火終了後の土石流の頻発--の4ステージに区分。ステージ3の「大規模噴火」では、火口から約11キロの距離まで噴石が飛び、火口から半径45キロ圏内に10センチ以上、半径160キロ圏内に1センチ以上の降灰の可能性があると予測した。ステージ4でも火口から半径45キロ圏内で土石流が発生する可能性があるとしている。

 また、冬の積雪が火砕流で溶けだして泥流になり、川沿いに流れ下る「融雪型火山泥流」や、高温のマグマやガスが混合して熱風となる「火砕サージ」の発生について新たに盛り込んだ。次回の委員会は来年度に開催を予定し、見直し案について協議する。